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『三重タスキリレー大会』~20年間つながり続けた「襷」

去る2月4日、この日は寒さも和らぎ絶好の駅伝日和となりました。昨年の11月頃から、クラブ員全員で取り組んできた長距離走へのチャレンジ。亀山市の『美し国三重市町対抗駅伝選手選考レース』を皮切りに、『鈴鹿市民ロードレース大会』、『亀山市スポーツ少年団駅伝大会』、『名張市マラソン大会』等を経て、今年度の集大成である『三重タスキリレー大会』を迎えました。本大会は、コロナ禍で、令和2年度・3年度と連続で中止となり、3年ぶりの開催となっただけに、私自身も久々の高揚感を覚えていたしだいです。

来年度で設立20周年となるJAC亀山ですが、実は2004年2月7日に、当時は伊勢市の県営サンアリーナ周辺で開催された『三重タスキリレー大会』に初出場を果たしています。結果は、男子は1区でトップとなる区間賞を獲得しチームは3位入賞、女子は1区2位でタスキをつなぎチームは7位入賞でした。ここで皆さんはお気づきでしょうか?本クラブの正式な設立年月日は2004年4月1日ですから、それよりも早い日付でJAC亀山が存在していたことになります!真相は次の通りです。

今から20年前、当時、私(徳田)や田中ヘッドコーチが中学校陸上競技部の顧問(徳田=中部中、田中=亀山中)だった頃、亀山市栄町地区の子ども会が陸上競技に熱心に取り組んでいました。そこに所属する子どもの保護者の方が私の知り合いだったため、その子どもたちの練習を時々見ていました。そのうち、栄町子ども会の保護者の方々から、「亀山にも小学生の陸上クラブを作ってくださいよ!」という要望があり、田中先生とも相談してJAC亀山を立ち上げることになったのです。そこで、発足は4月と決まっていたのですが、その前に駅伝の県大会に出てみようと盛り上がり、栄町子ども会の5・6年生でチームを組み、「JAC亀山」のチーム名を使って出場したというわけです。ちなみに、当時、男女ともに1区が好成績だったのですが、後にこの2人は中部中に進学し陸上競技部で活躍。中学3年生では、ともに都道府県対抗駅伝の三重県代表となっています。

改めて、2023年2月4日に時を戻します。この日の午前10時59分50秒、これまでの取組が実を結んだ瞬間でした!女子チームが優勝、男子チームが3位入賞という結果は、もちろん今年のメンバーが成し遂げた大きな成果であり、確実に次の世代に「襷」をつなぐことができたものと感じています。その一方で、今から20年近く前に思いをはせたとき、全てがあの時から連綿と続いているのだなと確信するのです。これまでつながり続けた「襷」は、これからもまだまだつながり続けてくれることでしょう。

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